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ていれとつくろい、終了しました。
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#7 万年筆の存在感


2010年の夏に万年筆を買ってそれから約1年半ほど使っている。当時はボールペンが好きだった。書き心地には不満がなかった。でも、薦められて万年筆を買った。2万円以上もする筆記具を買ったのは初めて。ボールペンは貰うことも多く頻繁に失くしていたが、万年筆は失くすことなく今まで使い続けられた。ボールペンを失くすこともなくなった。貰いもしなくなった。

万年筆1本で筆記具の概念が変わったようだ。「必要なものを必要なだけ」という考えが筆記具には適応されていなかったと思う。小学校になると鉛筆の嵐が、ある時期になるとシャーペンが増え始め、そしてボールペンが溢れていた。粗品などで貰う機会がものすごく多かった。実家には使わなくなった鉛筆が缶の中にあふれている。鉛筆、シャーペンの中には書き心地が悪いものも多かった。

万年筆には存在感がある。高いからという理由だけでなく、これを失くしたらどうしようもないと思ってしまう。書きやすいこと、インクを何度も充填できること、ある程度修理できるということがその大きな理由だと思う。筆記具ってずっと使えるものだと思ってなかったなと万年筆を使うことでわかってきた。
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